| 2.1電磁リフレクソロジーと磁気治療(エネルギー治療)の知識 |
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22. 磁場の生理学的・治癒的作用の電磁的な仕組み
体の電磁的基礎---細胞、器官
ネボトンシリーズが効果をあげる際のキーワードに「分極」「脱分極」「再分極」という言葉が出てきます。これは一つの細胞にも当てはまりますし、器官毎にも当てはまる言葉です。
細胞は通常の状態でプラスとマイナスに分極しています。細胞膜を介して電位差が生じるからです。刺激が伝わると脱分極して電位差がなくなり、その後、再度分極を行ってはじめの状態に戻ります。このように細胞は電気的な性質を持っているため、外部の磁場が、内部の電流プロセスに影響を及ぼします。
全ての細胞にこれは共通しますが,典型的なのはやはり神経繊維です。神経と脳の働きもこの生物膜の選択的透過性の保証があって始めて機能するのです。

細胞内のエネルギーを生み出すミトコンドリアのTCA回路は、磁気の影響を受ける。
細胞は、生体膜で覆われておりその中に更に2重の膜で覆われているDNAが詰まった細胞核があります。また細胞内リソゾームという2重の膜で包まれた不要物を除去するコロニーがあります。これは膜でしきられていないと細胞自体を破壊してしまうものです。また2重膜で覆われたミトコンドリアはエネルギー発生装置で摂取した糖(グルコース)や脂肪、アミノ酸を酸化分解して電子伝達系という経路で電気的な力として蓄えます。これが有名なアデノシン3リン酸(ATP)です。これは体内でのエネルギー通貨でアデノシン2リン酸とリン酸に分解するときに約800カロリーのエネルギーを放出します。これはもちろんATPアーゼという酵素があって始めて円滑に進む反応です。この生物的酸化とATPの生産は電子とイオンの力を借りて行われる電気的な過程でもあるので磁気の影響を受けます。

細胞膜の分極、静止電位
細胞と外界は細胞膜を介して物質のやり取りが行われていて電気により調節されています。これは、人体が電磁力の影響を受けるという意味で極めて重要なことです。電磁的な環境が変化すれば生体膜によりコントロールされている透過性が変化するからです。
細胞膜は、内側が2つの層のリン脂質で両外側にタンパク質の分子が隣接します。同じ器官なら細胞膜の構造も同じ形です。細胞膜は有名な「選択的透過性」をもっています。
それは大きさと電荷により厳密に管理された通路を持っているために実現されています。膜の内側はマイナス極で外側はプラス極です。そのプラスとマイナスの電位は、内側から「より小さなカリウムイオン(K+)」が「より大きなナトリウムイオン(Na+)」よりも多く流出することで生じます。内側にはカリウムイオンとバランスを保っていたマイナスイオン(塩素イオンCL-など)が残るからです。ここで細胞膜に垂直な電場が形成されます。やがて外に出るカリウムイオンと外から入ろうとするカリウムイオンの量的バランスが一致して内側がマイナス、外側がプラスという分極ができあがります。(静止電位)。
細胞膜の脱分極→過分極→再分極、活動電位
刺激が伝わると細胞膜は短時間ナトリウムイオンの透過性を増大させるので細胞膜の内側は急激にプラスに向かって変化する。(カリウムイオンも当然流入するがナトリウムイオンは100倍も高い濃度なので多くはナトリウムが侵入する。そのため脱分極化し更に過分極化する)。その後、外から内へのナトリウムイオンの透過性が悪くなり、内から外へのカリウムイオンの透過性が増大してきて元の状態に復帰します。(再分極)。これらの電位は活動電位と呼ばれます。
忘れてはいけないカルシウムイオン(Ca2+)とマグネシウムイオン(Mg2+)
カルシウムイオンは神経の電気インパルスと細胞膜の通路の大きさを決定しています。カルシウムイオンが少なくなると膜のわずかな緊張でも神経のインパルスを生み出してしまう過敏な状態になります。カルシウムイオンは膜の選択的透過性を保証しているのです。これが、カルシウム不足がイライラを促進してしまうという根拠です。
マグネシウムはATPアーゼの構成要素ですから不足するとATPアーゼが働き難くなるので血管細胞や心筋細胞の膜がうまく働かなくなり狭心症など虚血性心疾患が生じやすくなります。ストレスで流出が加速されると言われます。心臓や血管の病気にマグネシウムが重要な理由です。
参考までにカルシウムとマグネシウムの体内比率は2:1です。
生物系内は器官毎、細胞毎に分極し磁場を持っている
下記のように各生物は磁場を持ち、人の各器官も固有の磁場を持っています。
地磁気 0.05mT(ミリテスラ)(=0.5ガウス)
植物の固有磁場 10-4mT
人間の心臓の固有磁場 10-7mT
人間の目の固有磁場 10-8mT
人間の脳の固有磁場 10-9mT
(「1991年、磁気水」より加筆)
誘導起電力による微電流が治療効果をもたらす。
磁気のエネルギー的な生理学的・治癒的作用は物理法則に基づくものです。磁気は磁力線と交差する導体内にホール効果と物理学で言われる電流を誘導します(誘導起電力)。誘導起電力は導体が静磁場の影響下を移動する場合に発生しますが、交流磁場・パルス磁場の影響下では静止状態でも発生します。
人体内の液体は高い電導性を持つ動く導体なので、外部からの磁場の影響下では誘導起電力が発生します。体内を巡る液体(血管やリンパ内の血液)では、静磁場の磁力線を通過することにより微電流が発生します。、また交流磁場あるいはパルス磁場の影響下では、静止した生物内の液体にも微電流が生じます。このようにして発生した微電流が磁場の治癒効果の多くを決定すると考えられています。
ローレンツ力による有機物高分子の立体的配置変化が、酵素など生体活動の活性化を起こす。(抑制することもあります)。---この辺からはもう読む気も失せそう?!
磁場の生体への作用効果を説明する上で、もうひとつの重要な物理的現象はローレンツ力と呼ばれるものです。ローレンツ力とは、磁場とその磁力線を横切る電荷の間で相互作用する、引力と斥力の力学的エネルギーのことです。引力と斥力のいずれのエネルギーが発生するかは電荷の移動する方向によります。この電磁力学的相互作用は、移動する電荷自体が内部磁場(電界)をもつために生じます。
生体内でも同様のことが生じ、発生した力学的エネルギーは最小の生体電気反応が起こる各レベル(原子レベル、分子レベル、亜細胞レベル、細胞レベル、組織レベル)において構造的・機能的変化をもたらします。
その一つが、配座変化(イオンなどの不対電子をもつ原子を含む高分子は炭素に結合している原子基の立体的配置である配座が変化する)し、高分子独特の作用が増加したり減少したりする要因となる可能性があります。